ワーキングメモリって何?

こんばんは!

けーすけです。

 

 

実践プログラムのテキストを読んで

練習の中で意識すべきことを学び、

 

 

「次の練習ではこれを意識しよう」

と思う方は多いと思います。

 

 

新しく学ぶことが多いので

どんどん練習で試して欲しいのですが、

 

 

”実際、一度に複数のことを

意識するのってめっちゃ難しくないですか?”

 

 

 

「受ける前に相手を見ておき、

トラップは利き足の前に止めて、

ゴールから逆算して選択できるようにしよう」

 

 

「見るタイミングをもうワンテンポ早め

相手の背中が見えるポジショニングを取り、

ライン間で前向きで持てるようにしよう」

 

 

これ、同時に意識できる人、いますか?

 

 

正直、僕はできません(笑)

 

 

一つのことを意識している間に

もう一つのことを忘れてしまう。

 

 

はたまた同時に意識しようとしたら

どっちも意識できなくなってしまう...

 

 

こんな経験ありませんか?

 

 

 

近年の脳科学の研究によると、

人間には、「ワーキングメモリ」といって

一度の記憶、処理できる限界量があって、

 

 

その量を超えてしまうと

エラー、ミスが生じてしまう。

 

 

暗算や記憶が得意な人は

この「ワーキングメモリ」が大きいために

同時に複数のタスクを行うことができるというのが

明らかになってきています。

 

 

歩きながらスマホをいじると

転倒する可能性が高まることや

 

 

通話しながらの運転で

事故の確率が高まるのも

 

 

この「ワーキングメモリ」が影響してるんです。

 

 

サッカーでも同じ。

 

どんなに上手い選手だとしても

一度の処理できる限界量が決まってるので

 

・受ける前に相手を見ること

・トラップを利き足の前に置くこと

・ゴールから逆算して選択すること ...

 

これらを同時に意識することはできません。

 

 

このような限界を理解した上で、

どのように取り組めば良いかというと

 

 

「今日はこれだけを意識する!」と

意識することを1つに絞る、のが重要になります。

 

 

「今日は相手の背中側で

受けることを意識する!」

 

 

「今日はドルブル中に

顔を上げることを意識する」

 

 

こんな感じで、”絞って”練習しましょう

 

 

そうすることで、そのポイントを

効率よく「無意識化」させることができ、

次のステップに進みやすくなるんです。

 

 

箸の持ち方、お椀の持ち方、

口への運び方、コップの持ち方...

 

 

これらは幼い頃に何度も意識したことで

今では無意識に複数のことを同時にできていますよね。

 

 

これと同じように、

獲得させたいことは、一つずつ絞って意識し

無意識にできることを一つずつ増やしていきましょう。

 

 

今日はこれくらいにしておきます。

 

 

最後まで読んでくれて

ありがとうございました!

 

 

 

けーすけ。