首振りで注意すべきこと

こんばんは!

けーすけです。

 

 

今日もブログを読んでくれて

ありがとうございます。

 

 

ボランチはすごく

地味なポジションに見えますが、

 

 

たくさんボールが触れるし、

チームのパス回しの中心にもなれる

”花形のポジション”でもあります。

 

 

素人目線だと

サイドのスピードスターや

前線のストライカーが目立ちますが、

 

 

サッカーの専門家や優秀な指導者は

どのポジションの選手よりもボランチ

もっとも重視して評価します。

 

 

だからこそ、一回も失わなかったり、

素早い判断で状況を打開したりすると

 

 

「この選手欲しいな」と、

一瞬でスカウトの目を虜にできます。

 

 

中学生や高校生のあなた。

 

 

強豪校の監督やJ下部組織の

スカウティングの人から、

 

 

「うちに来てくれないか?」

「君と一緒にサッカーしたい」

と言い寄られたら最高ですよね!

 

 

そんな理想に近づくためにも

ボランチとしての状況判断力や

技術を高めていきましょう。

 

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さて、今日のテーマは

「首振り」について。

 

 

「受ける前には必ず首振ってます」

「首振りの回数増やしてます」

 

 

実際に僕が個別で指導させてもらってる

選手と話をしていても、

 

 

「首振り」というワードが

非常に多く出てきます。

 

 

以前、インスタグラムのアンケートで

「判断を良くするには何が大切だと思いますか?」

という質問をしたときに、

 

 

「受ける前に首を振る」

という答えが多く見られました。

 

 

おそらくですが、

これを読んでくれているあなたも

 

 

今までのコーチから

「もっと首を触れ」「周りを見ろ」

と言われたことがあって

 

 

”判断を良くするには首振りが大事”

という風に思っているのではないでしょうか?

 

 

僕自身も、同じく

首振りが重要だと考えています。

 

 

受ける前に首を振ることで

近くにいる相手の位置が把握できたり

味方の動きを見ることができ、

 

 

その結果、判断が正確になる、

素早く決断できるというのに

納得します。

 

 

しかし・・・

 

 

これまでたくさんの方を

指導させていただいたり、

プレーを見させてもらって

 

 

一つ注意して欲しいことがあります。

 

 

それは、

「首振り自体が

目的にならないようにすること」

です。

 

 

育成年代のボランチの選手の

受ける前の様子などを見ていると、

 

 

「首振りが大事だ!」と教えられているせいか、

受ける前に首振りを意識してるのが良くわかります。

 

 

でも、実際に受けるシーンでになると、

相手が後ろにいるのにターンしてしまったり、

 

 

逆に全然相手が来ていないのに

後ろ向きでバックパスしたり、、

というプレーが結構見られるんです。

 

 

「え、首振って周り確認してたじゃん!」

と思ってしまうのですが、

 

 

実際に選手本人の話などを聞く中で

「首振り自体が目的化」している

というケースが多いことに気づいたんです。

 

 

本来、首を振るということは

”何かを見るため”ですよね。

 

 

その「手段」として、

首を振るわけですが、

 

 

現場の指導では、その手段の部分である

「首振り」にフォーカスし過ぎてしまう結果

”選手が首振りを目的化してしまう”ということが起きるのです。

 

 

首は振ってるけど、

 

”何を見れば良いのか”

”味方なのか、相手なのか”

”いつ、どのように見れば良いのか”

 

という重要な目的の部分を

失ってしまう選手が多いのです。

 

 

あなたは首振りが

目的化していませんか?

 

 

僕の考えとしては、

見るものが明確じゃないのなら

首は振らないほうがいいと思っています。

 

 

首を振ったところで

何も情報収集してないのなら

わざわざボールから目を話すのは

勿体無いと思うからです。

 

 

とはいえ、首振りが目的化してしまう

という気持ちもすごくわかります。

 

 

自分のプレーを振り返ってみて、

「何のために首を振ったのか?」

を考えてみましょう。

 

 

もっとも重要なのは

「何をみるか?いつみるか?どうやってみるか?」

という部分です。

 

 

目的を明確にした上で、

手段として首振りを上手に使いましょう。

 

 

今日はこれくらいで

失礼します。

 

最後まで読んでくれて

ありがとうございました!

 

 

けーすけ。