「指の力」で走る

かかとをついている暇は無い??

 

 

水色と白の縦縞の

ユニフォームを着た18番が

 

 

汗で濡れた長い髪をなびかせて

全速力で相手DFを切り裂いていく。

 

 

高速ギヤの車輪のように回転する足運びに

相手DFはただただ無力さを極める。

 

 

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こんばんは!

けーすけです。

 

 

今日もブログを読んでくれて

ありがとうございます!

 

 

毎日読者の皆さんや、実際に指導をさせてもらっている

選手の方からいろんな悩み相談を受けています。

 

 

その相談内容のほとんどが

サッカーのことなのですが、

 

 

「どうやったら早く走れますか?」

のような質問も結構多いんです。

 

 

ということで今日は、

「早く走るためには?」というテーマで

話を進めていきたいと思います!

 

 

サッカーにおいてボールテクニックや状況判断は

大前提として重要ですが、

 

 

「足が早い」というのだけでも

かなりの武器になります。

 

 

サイドでDFをぶっちぎって

シュートまで行ったり、

 

 

DFで俊足を生かして相手FWの

攻撃を徹底的に封じ込めたり・・

 

 

実際にみなさん自身の経験や、

プロの試合を見たりしても

スピードの重要性は実感できますよね!

 

 

「俺はスピード系じゃない」という方も、

もし今よりも足が速くなったら、ドリブルで

運ぶのが速くなって相手のプレスを受けにくくなったり、

 

 

一瞬のスピードで相手を置き去りにして

シュートを決めたりできるようになるかもしれません。

 

 

 

ではどうすれば足が速くなるのか??

 

 

小学校の体育や部活のラントレとかで

「腕を振れ」とか「腿を上げろ」などといった

指導を受けたことがあるかもしれませんが、

 

 

走るスピード(移動速度)は物理的に見ると

・地面をどれくらいの力で蹴ったか?

・地面をどの方向に蹴ったか?

の2つで決まってきます。

 

 

 

だって空中ではいくらスピードを

上げようと思っても無理ですよね。

 

 

だから接地のときの力の伝え方や

その方向が重要になってくるのですが、

ここからは物理学の話になってくるので

 

 

難しい方は、「ふーん」と

聞いていてくださいね!笑

 

 

どれくらい速く走れるか?というのは

地面を蹴った後のその人の「運動量(速度×質量)」

で表すことができます。

 

 

運動量の変化は力積なので、

速度がどれくらい変化したか(スピードが上がったか)

というのは接地の時にどれだけ力積を得たかによって決まります。

 

 

力積は時間(t)と力(F)の積なので

①接地時間

②地面反力ベクトル

によってスピードが決まるのです。

 

 

 

サッカーのプレーの特徴や

メッシ選手の足運びなどを見ていると

とにかく足の運びが速いですよね。

 

 

要は①接地時間が短く、

かかとをほとんどつかずに

つま先だけで地面を蹴っている。

 

 

でも速く走れるということは

それだけ短い接地時間の間に(0.01秒とか?)

大きな力で地面を蹴っているということなんです。

 

 

つま先だけで地面を大きな力で蹴るためには

どんなことが重要になってくるでしょうか??

 

 

そこでポイントとなるのが

「指」の力です。

 

 

指で地面を強く掻くように蹴ることができれば、

かかとをつかずに(接地時間が短くても)

大きな力積を獲得し、速度を大きくすることができる。

 

 

物理的に書いてみると、

接地時間(t)が小さくても、指の力による

地面反力ベクトル(F)が大きければ

 

 

「t×F」は大きくなり、大きな力積(Ft)が獲得され、

運動量(mv)つまり速度(v)が大きくなる。

 

 

 

すごく細かい説明になってしまいましたが、

要は「指の力」が重要だということです。

 

 

あなたは指の力だけで

タオルを引っ張ってくることはできますか??

 

 

指の力だけでテニスボールを掴んで

投げることはできますか??

 

 

今日はこれくらいで失礼します。

 

 

走り方に関しての投稿は

今後のブログでも書いていくのでお楽しみに!

 

 

 

 

けーすけ。