下手な選手にパスを出す選手が下手

返ってこないならボールを渡すな!

 

 

後半42分。

炎天下の試合も残りわずか。

 

 

「今だ!いけ!」

 

汗でびしょびしょに濡れた髪をなびかせながら

青のユニフォームを着たエースの10番が

中盤でパッと前を向いてカウンターのチャンス。

 

 

「サーーッッ!」

勢いよく横からスライディングしてきた相手SBを

華麗に抜き去り、PA付近で2vs1のビッグチャンス!

 

 

「お前がいけ!!」

 

 

しかし、目を真っ赤にした監督の指示とは逆に

10番は右にいた味方選手にパスを選択。

 

 

ボールを受けた味方選手は足をガクガクさせながら

苦し紛れにシュートを打つも呆気なくボールロスト・・

 

 

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こんばんは!

けーすけです。

 

 

今日もブログを読んでくれて

ありがとうございます^^

 

 

数日前のブログで

「知恵」の話をしましたが

今日はそれの続きのような内容です。

 

 

どんなに足元があっても知恵がないと

試合でそれを発揮できないし、

 

 

知恵がなくて頭の悪い(サッカーIQが低い)選手は

ピッチコンディションなどの環境要因に

全く対応できずにプレーが安定しません。

 

 

今日の「知恵」の話は同じく環境なのですが

「人」をどう使うか、頼るか、という話。

 

 

”あなたはパスを出す味方

ちゃんと選んでますか?”

 

 

サッカーはチームスポーツですが、

ある意味「個人スポーツである」。

 

 

自分が活躍するためにどうすれば良いか?

どうすれば自分が点を取ることができるか?

 

 

一生同じチームでプレーすることは無いからこそ、

「個人」として強くなる必要があるし、

 

 

そのためにも

「知恵」を磨いていく必要があります。

(※これは以前のブログでも書きましたね)

 

 

 

冒頭のシーンのように、

パスを出した味方が奪われた時、

 

 

あなたはどのような

リアクションをしていますか??

 

 

「おい!奪われんなよ!(怒)」

 

それとも

 

「いやー、パス出した俺のミスだ(後悔)」

 

 

いつものあなたは

どちらの反応になりますか??

 

 

この反応の違いが、大げさに言えば

「プロになれるかなれないか」の違いじゃないか?

という風に僕は思っています。

 

 

もちろんチームの勝利が第一ですが、

「自分がどうやったら活躍できるか」という精神は

サッカー選手であれば必ず持っていないといけません。

 

 

ちなみにそのような選手が11人集まったチームは

チームワークが悪くなりそうなイメージがありますが、

実はめちゃめちゃ強くなります。

 

 

賢く知恵のある選手は、

「パスが帰ってこない味方」には

絶対にパスを出しません。

 

 

もし仮に出してしまって

その選手がボールを取られたり

一人でドリブルしに行ってしまったら、

 

 

それは「自分のせいだ」と反省します。

 

 

あなたがもしコーチとして小学生の練習に混ざったら、

1年生の子と6年生の子だったらどっちにパスを出しますか??

 

 

サッカーをする上で大事なのは、

「人としての優しさ」よりも「賢さ」です。

 

 

時に人はそれを「ずる賢い」と言いますが、

決してスポーツとして「ずるい」行為ではありません。

 

 

普段の練習であなたは自分がうまくいくように

「知恵」を働かせていますか??

 

 

頭の良い選手は常に知恵を働かせて

パスを出す味方を慎重に吟味して選んでいます。

 

 

自分がドリブルした方が突破できるのか?

ワンツーして返ってきそうだからパスした方がいいのか?

 

 

あまり考えてなさそうな人に限って

頭の中でいろんな計算をしてプレーしています。

 

 

もし、その人にとってあなたが「パスが帰ってこない人」

という認識なら、パスを出してくれないでしょう。

 

 

だからこそ、周りから信頼されるくらい

「判断」や「プレー」のスピードを高めないといけないし、

普段の仲間との信頼構築も実はすごく重要になります。

 

 

あなたもサッカーの練習だけでなく

「賢い」選手になるための工夫もしていきましょう!

 

 

今日はこれくらいにしておきます!

 

 

 

けーすけ。

 

p.s.

セレクションでは試合だけでなく、

集まった時の会話やコミュニケーションの取り方も、

同じくらい評価の対象になるそうです。