シュートを打つって捨てること？
ピリッとした空気の漂う
トーナメントの公式戦。
両チームの監督が帽子を深く被り、
厳しい表情でピッチを見つめている。
開始早々から両者譲らず
険しい表情をした選手たちは
額にじわじわと汗を滲ませている。
そんな中、ライトブルーの
ユニフォームを着た１０番が
遠目からミドルシュートを打った。
ボールは美しいバックスピンのまま、
クロスバーの上を大きく外れていった。
「いいぞ！どんどん打ってけ！」
「悪くない。いい流れだぞ！」
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こんばんは！
けーすけです。
今日もブログを読んでくれて
ありがとうございます。
突然ですが...
あなたはYouTubeとかで
見たことはありますか？？
長い助走をとり、
正面から足踏みして
振り抜いた左足。
放たれたボールは一度ゴールの
右枠から大きく外れたと思いきや
急激なアウトカーブで曲がって
ゴール右ポストに当たって
ネットに吸い込まれていく。
小学生だった僕は
お父さんのパソコンを借りて
その動画を何度も何度も再生し、
近くの土に公園に行って
真似しようと練習したのが懐かしいです。
あなたも目の覚めるような弾丸ミドルや
美しい弧を描くフリーキックの動画を見て
気づいたら30分以上も見てしまってた！
という経験があるのではないでしょうか？？
今日はそれに関連して
「シュート」をテーマに話していきます。
”シュートを打つこと”
この言葉を聞いた時、
あなたはどのようなイメージを持ちますか？？
「チャレンジしている」
「ゴールを意識している」などなど
様々なことが
思い浮かぶかと思います。
おそらくですが、そのほとんどが
「ポジティブな印象」なのではないでしょうか？
チームの悪い流れを断ち切るために
一度遠めからでもシュートを打ったり、
試合のリズムを作るために、
開始早々にファーストシュートを打ったり、
「シュートを打つこと」は
チームの雰囲気や流れにも良い効果があるので
ほとんどの人がポジティブな印象を持っています。
ですが、必ずしも
「シュートを打つこと＝良い事」
だと言えるでしょうか？？
もちろん、良い流れや雰囲気のために
シュートを打つのは一つの方法ですが、
シュートを打つことは
「ボールを捨ててまで、
ゴールを奪いにいくこと」
とも言えます。
もし打ったシュートが入らなかったら
ゴールキックになったり、DFにカットされたりして
「ボールを失うこと」になります。
打ったシュートがGKにキャッチされれば
そのままカウンターを受けてしまうかもしれません。
「何でそんなこと言うの？」
と思うかもしれませんが、
シュートを打つことは
ある意味、リスクの伴う行為
だと言うことを伝えたいから。
ボールを捨ててまで
チャレンジする事の重大性を
認識してほしいから敢えて言っています。
これは僕の個人的な考えですが、
サッカーは確率論だと思っています。
100%の正解は無いけど
90%と50%だったら90%を選んだ方がいい。
自分が少し遠めから
入るか入らないかわからない
シュートを打つぐらいなら、
よりゴール前で完全フリーになってる
選手にパスした方が良いと思ってます。
当然、攻撃目的はゴールである
という前提のもとで言っています。
僕はよくジュニア世代の練習や
試合を見にいくことがあるのですが、
「シュートを打つこと」
＝チャレンジしてるから良いこと
という風潮が強すぎて
子供達が判断せずに、すごい遠目から
シュートを打つシーンをよく見かけます。
もちろん、それが入るなら
絶対に打った方がいいのですが、
大抵の場合、入らないです。
それでも
「ナイスチャレンジ！」
「どんどん打ってけ！」
とコーチや監督が口を揃えて
言ってることに違和感を感じてしまいます。
本当に勝たないといけない試合
負けると死ぬぐらいの試合だとしたら
あなたは入るか入らないか
全然わからないようなシュートを打ちますか？
遠めから無謀なシュートを打つ味方に
「ナイスチャレンジ！」と言えますか？？
今日は賛否両論あるような
内容を発信していきましたが、
「シュート打つこと」への
本当の理解を深めて欲しくて
書かせていただきました。
皆さんの意見も聞きたいので
コメントがある方は是非メール
気軽にご返信ください！
ではまた明日＾＾
けーすけ。
